ネット回遊~見つけた情報を書いておく雑記帳

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シワやたるみの原因は真皮にある線維芽細胞の衰え

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人間のお肌は上から表皮、基底層、真皮という構造で成り立っています。

このうち真皮には、コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンといった物質が存在します。

真皮の約7割はコラーゲンが占めており、主にお肌の弾力を司っています。そのコラーゲンをジョイントしているバネのようなものがエラスチンと呼ばれる繊維。

そして、コラーゲンとエラスチンの間を埋め尽くすように存在するのがヒアルロン酸となります。

若いころの肌にハリや弾力があるのは、これらヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチンが豊富に生み出されているから。

しかし、年とともにだんだんと生産が衰え、これがシワやたるみへとつながっていくのです。

真皮にはもう一つ大切な物質があって、それが線維芽細胞というもの。線維芽細胞は、先ほどのコラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンを作り出す工場のようなものと思って下さい。

加齢にともなって線維芽細胞の働きが衰えたり、あるいは数そのものが減少することで、お肌にはハリや弾力がなくなります。

くわえて、紫外線や酸化、糖化などの影響を受けると、コラーゲンやエラスチンもその機能は低下。シワやたるみが発生することになります。

弾力物質の工場、別の例えだと、弾力物質の母ともいえる線維芽細胞は、お肌のハリ感や弾力にとても重要な存在なのです。

肌の生まれ変わり「ターンオーバー」のメカニズム

軽いかすり傷を負っても、何日か経てばかさぶたとなって剥がれ落ち、傷は消えてしまいます。これはなぜでしょうか?

実は私たちの肌は毎日少しずつ生まれ変わっています。この肌の生まれ変わりのことを「ターンオーバー」といいます。

ターンオーバーのメカニズムは以下のとおり。

まず、表皮の一番下にある基底層で新しい細胞「表皮細胞」が生まれます。この表皮細胞は形を変えながら肌表面へと押し上げられていきます。

上へ上へと上がっていくうちに角質細胞となり、最後には核のない死んだ細胞となります。私たちの皮膚表面は、実は死んだ細胞で覆われているわけです。

そして最終的に、角質細胞は垢となって剥がれ落ちていきます。

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たとえ垢となって剥がれ落ちても、基底層では次々に新たな表皮細胞が生まれ続けているので、肌がなくなってしまうことはありません。

このように、ターンオーバーによる肌の生まれ変わりがあるからこそ、かすり傷やニキビの跡、シミが消えたりするのです。

文献によって所説ありますが、このターンオーバーのサイクルはだいたい28日周期といわれています。しかし、年齢を重ねるにつれターンオーバーは遅くなり、40代になると約40日かかってしまうなんて説も。

ただし、ターンオーバーは早すぎてもダメ。なぜなら、早いということはまだ育ち切っていない角質細胞が肌表面に露出することになるからです。

未熟な角質細胞では、十分なバリア機能を発揮することができず、外部の刺激などにも敏感になってしまいます。ピーリングやゴマージュのやりすぎには注意ですね。

 

化粧品はお肌に効果があるのか?表皮のバリア機能の働き

不摂生な生活をしている私。自宅でパソコンに向かってばかりだし、夜型生活だし、運動不足だし^ ^;

こんな生き方をしていますが、私だっていちおう女性です。そりゃ、お肌の状態も気になります。

ですから毎日、スキンケアもしてるんですよ(悪あがきかもしれませんが)。

これからはスキンケア関連の記事も書いていきます。学んだことや気になる化粧品など、あれこれ書いていこう。

今回はその第一弾。化粧品はお肌に効果があるのか?

いきなり核心に迫るような内容ですが、お付き合いください。


肌の一番外側、いわゆる肌色の部分、私たちが触れることのできる部分。ここを「表皮」といいます。

化粧品を使った外側からのスキンケアにおいて、直接関わってくるのがまさしくこの表皮。世にあまたある化粧品が作用するのは、肌のうちこの表皮部分なのです。

表皮の主な働きはバリア機能です。

外側からの異物や細菌の侵入を防いだり、刺激をいち早く感じ取るセンサーの役割をもっています。

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もし表皮のバリア機能がなかったら、私たちはお風呂にも入れないでしょう。なぜなら、体内に水を吸い込んでしまって体の原形をとどめられないでしょうし、お風呂のお湯に含まれるバイ菌に体を侵されてしまうからです。

もっともお風呂以前に、普通の生活すらできないかもしれません。表皮のバリア機能がなければ、空気中に含まれる細菌にやられてしまうでしょうから。

一説によると、大やけどで死亡してしまう原因は、表皮がなくなったことで空気中の細菌に感染することだそうです。

また、体の内側からわき上がる水分をとどめるというバリア機能も持っています。お肌が柔らかいのは、この水分を逃がさないというバリア機能が働いているからなんですね。

このように表皮は、外的要因からの防御、そして水分保持という2つのバリア機能を備えているわけです。

でもここで、ある疑問が浮かびませんか?

それほど強固なバリア機能があると、いくら化粧品をつけたって浸透しないから意味がないのでは?

実は化粧品には、浸透作用を上げる界面活性剤という物質が含まれています。ですから、まったく意味がないということはありません。

ただし、化粧品が浸透するのは表皮までで、それよりも奥には入っていきません。これは、多くの人が手軽に使えるぶん、化粧品に強い作用を持たせてはいけないよ、と医薬品医療機器等法(旧薬事法)で定められているからです。

私たちがせっせとスキンケアしているのは、表皮を健やかに保つという目的であることをしっかり理解する必要があります。