化粧品はお肌に効果があるのか?表皮のバリア機能の働き
不摂生な生活をしている私。自宅でパソコンに向かってばかりだし、夜型生活だし、運動不足だし^ ^;
こんな生き方をしていますが、私だっていちおう女性です。そりゃ、お肌の状態も気になります。
ですから毎日、スキンケアもしてるんですよ(悪あがきかもしれませんが)。
これからはスキンケア関連の記事も書いていきます。学んだことや気になる化粧品など、あれこれ書いていこう。
今回はその第一弾。化粧品はお肌に効果があるのか?
いきなり核心に迫るような内容ですが、お付き合いください。
肌の一番外側、いわゆる肌色の部分、私たちが触れることのできる部分。ここを「表皮」といいます。
化粧品を使った外側からのスキンケアにおいて、直接関わってくるのがまさしくこの表皮。世にあまたある化粧品が作用するのは、肌のうちこの表皮部分なのです。
表皮の主な働きはバリア機能です。
外側からの異物や細菌の侵入を防いだり、刺激をいち早く感じ取るセンサーの役割をもっています。
もし表皮のバリア機能がなかったら、私たちはお風呂にも入れないでしょう。なぜなら、体内に水を吸い込んでしまって体の原形をとどめられないでしょうし、お風呂のお湯に含まれるバイ菌に体を侵されてしまうからです。
もっともお風呂以前に、普通の生活すらできないかもしれません。表皮のバリア機能がなければ、空気中に含まれる細菌にやられてしまうでしょうから。
一説によると、大やけどで死亡してしまう原因は、表皮がなくなったことで空気中の細菌に感染することだそうです。
また、体の内側からわき上がる水分をとどめるというバリア機能も持っています。お肌が柔らかいのは、この水分を逃がさないというバリア機能が働いているからなんですね。
このように表皮は、外的要因からの防御、そして水分保持という2つのバリア機能を備えているわけです。
でもここで、ある疑問が浮かびませんか?
それほど強固なバリア機能があると、いくら化粧品をつけたって浸透しないから意味がないのでは?
実は化粧品には、浸透作用を上げる界面活性剤という物質が含まれています。ですから、まったく意味がないということはありません。
ただし、化粧品が浸透するのは表皮までで、それよりも奥には入っていきません。これは、多くの人が手軽に使えるぶん、化粧品に強い作用を持たせてはいけないよ、と医薬品医療機器等法(旧薬事法)で定められているからです。
私たちがせっせとスキンケアしているのは、表皮を健やかに保つという目的であることをしっかり理解する必要があります。